ネットワークのトラブルシューティングで使うコマンド
前回、パケットキャプチャのキャプチャフィルタについて説明しましたが、そこに関連してネットワークのトラブルシューティングに使う初歩的なコマンドを整理したいと思います。
続きを読むCentOS8でStaticルートを設定する。
掲題の件、今更だが記載しておく。
nmcliでルーティングを追加するフォーマット
nmcliでルーティングを追加するフォーマットは以下の通りになります。
nmcli connection modify [インターフェース名] ipv4.routes "ネットワークセグメント ゲートウェイIPアドレス"
例えば、192.168.100.0/24に対してルーティングを設定する例は以下になります。
nmcli connection modify ens192 ipv4.routes "192.168.100.0/24 192.168.1.100"
ただし上記は新規設定時のみとなり、ルーティングを丸ごと上書きする動作となります。
ルーティングは ,(カンマ) をセパレーターにして複数指定することができるようです。
また、丸ごと上書きする動作を利用して、以下のコマンドでルーティングを初期化できます。
nmcli connection modify [インターフェース名] ipv4.routes ""
既存ルーティングを編集する。
では、既にスタティックルートが設定されている場合は "+" を "ipv4.routes" の前につけます。
nmcli connection modify [インターフェース名] +ipv4.routes "ネットワークセグメント ゲートウェイIPアドレス"
そして、スタティックルートを削除する場合は "-" を ”ipv4.routes" の前につけます。
ゲートウェイIPが省略できるか試してみましたが、省略はできないようです。
nmcli connection modify [インターフェース名] -ipv4.routes "ネットワークセグメント ゲートウェイIPアドレス"
ルーティングを反映する。
ルーティングを反映するにはインターフェースを再起動してください。
結構、忘れがちです。
nmcli connection down [インターフェース名]; nmcli connection up [インターフェース名];
以上、よろしくお願いいたします。
ルータとL3スイッチの違いについて
前回からの流れで掲題の件について、個人的な感覚から記事を書かせていただきます。
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